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Q1.義経ITクラブは、生野区で唯一の生講座によるパソコン教室なのですか?


そうおっしゃられても差しさわりないですね。
パソコンの資格にはMOSスペシャリストとMOSエキスパートがあります。
パソコンインストラクターでExcel、MOSExcelを指導できる人はたくさんいます。
けれども、ExcelVBAのようなプログラミングを教えられる人はほんの一握りです。
僕が知っている限りでは生野区では皆無です。
ですから、ExcelVBAを教えられる生講座のパソコン教室としては生野区唯一と言っていいと思います。

僕はパソコンインストラクターとして6年目になります。
けれども、それまで生野区では高いレベルでExcelVBAを学べる環境がほぼありませんでした。なぜ僕がExcelVBAにこだわっているかというとExcelVBAを使いこなせればExcelの作業効率が大幅にアップするからです。

僕がこれまでに担当した生徒様のMOS合格率は100%です。
1人も不合格になった人はいません。
けれども、正直MOSに合格するだけでは実務レベルでExcelを使いこなせるようにはなりません。
なぜなら、詰め込み式の勉強で何とかなるからです。
MOSを取得している人はいくらでもいます。
しかし、ExcelやExcelVBAを活用できている人はほとんどいません。

ExcelやExcelVBAを使いこなせるようになるためには考える力が必要になります。
暗記するだけでは決して使いこなせるようにはならないのです。
教育に対する意識という意味で地域性もあるとは思います。
けれども、しっかりと学べる環境が少ないことが大きな理由に他なりません。

Q2.教え方の部分で気を付けていることはどんなことですか?


すぐに答えを言わないことです。
こういう風にやればできるので暗記してくださいでは身につかない。
自分がわからないときにどのように考えてどうすれば解決できるかを意識して解説することを心掛けています。

以前20代の頃の僕は、「この順番で操作すればできますよ。」
だから、反復して暗記すればできますといった指導をしていました。
でも、そういった指導をすると生徒様が僕に依存してしまう。
自分で考えないようになり、わからないときは先生に聞けばいいやと思ってしまう。
それでは、パソコン教室を卒業していざ自分でやるとできないとなってしまう。
だから、僕は卒業してもパソコンを使いこなせるように生徒様がつまずいたときどのように考えればいいかを意識して指導するようにしました。
その結果、パソコン初心者のお客様が自分でパソコントラブルを解決できるようになりました。
お客様の成長を肌で感じてからは何かわからないことが出てきたらどのように考えればいいかを意識して指導するようにしています。

Q3.スモールステップ法とは何ですか?


何かを学習するときの秘策とは何でしょうか。
それは、習得までの手順を、簡単な内容に分解することです。
要するに、課題をステップごとに分けて、少しずつ学んでいけばいいのです。

犬を例に挙げてご説明いたします。
例えば、画面に「丸い図形」が点灯したときに、レバーを押すとエサが出てくることを、犬に覚えさせようとしたとします。
ここで、いきなり上記のことを教えても、何百回もミスする犬もいます。
それはなぜでしょう?
この課題には二つの因果関係があります。
つまり、「画面点灯とレバー」の関係と、「レバーとエサ」の関係の二つです。

学習とは「ものごとの関係性に気づくこと」です。
独立していた事象をつなげることです。
ということは、今回の犬の課題は、二つの内容を同時にやらせていたことになります。

犬に同時に教えようとしていた二つの課題
①丸い図形が点灯したらレバーを押すこと
②レバーを押せばエサが出てくること

だから、効果的に覚えさせるためには、この二つの手順を分解して、ひとつずつ教えればいいのです。
まずは、レバーを押せばエサが出てくる装置の前で課題を完全に覚えさせます。
そして、そのことを学習した後で、エサと画面点灯の関係を覚えさせます。
すると、イヌは10分の1くらいの失敗数で、完全に覚えるようになります。

手順を分けて覚える方法を「スモールステップ法」と言います。
きちんと学習手順を踏んだ方が、結果的には失敗の数が少なくてすむということです。

「やるべきことは、遠くにぼんやり見えるものを見ることではなく、手近にはっきり見えるものを行うことである」とは史学者カーライルの言葉です。

大きな目標だけではなく、達成しやすい小さな目標も作って、一歩一歩前に進んでいった方が脳にとって効率のよい方法です。

「スモールステップ法」の実例

僕は元々ホームページを作成することはできませんでした。
けれども、スモールステップ法を駆使してホームページ作成の手順を8つのステップに細分化したのです。

スモールステップ法でホームページ作成の手順を分けると、

1.商用利用可能な無料ロゴ素材を探してロゴの作成

2.商用利用可能な無料フォントを探してフォントの作成

3.無料レンタルサーバーを探して借りる

4.WordPressをインストールする

5.商用利用可能な無料WordPressテンプレートを探して、テンプレートを追加する

6.商用利用可能な無料ヘッダー素材を探して、ヘッダーを追加する

7.商用利用可能な無料背景素材を探して、背景を追加する

8.無料アクセス解析に登録する

ホームページの作成を8つのステップで順番に進めていった結果わずか1日で今閲覧いただいているホームページを作成することができました。
※トップページと問い合わせフォームのみ1日で作成
※HTML・CSSの専門知識がなくてもホームページを作成することができました。

PCスキル習得だけではなく何かを学習するときの学習手順として「スモールステップ法」は重宝します。

お気軽にお問い合わせください。070-8977-4344受付時間 9:00-20:00 [不定休 ]

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大阪生まれの大阪育ち。システム開発系、パソコン教室運営管理、パソコンサポートの仕事を中心に10年以上IT業界に生息しているけれども、実はHTMLやCSSが苦手。 パソコン教室やパソコンサポートなどでお客様から「ありがとうございます。」という感謝の言葉をいただいたときにやりがいを感じる。もっと自分のITのスキルで人様のお役に立ちたいと考え、義経ITクラブを開業して日々を送る。

「年金より稼ぐ70代」義経式ITコンサル: 老後の資産形成は「ITコンサルで叶える時代へ」

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真のITコンサルタントとは

パフォーマンスを発揮するための特性を

クライアントから最大限に引き出せる人物のことである

by yoshiaki moriyama


はじめに
「もっと、褒めてもらいたかった…」

僕がITコンサルタントの仕事を始めて間もない頃、熱血指導をしていた若い年代の人からの一言が、今でも頭から離れません。

僕がビジネスを開始した時は、とにかくまず始めに、僕の周囲でITを活用できずに困っている人を助けたい、という一心でした。

ITコンサル業界は、結果にコミットできなければ報酬がもらえないという、厳しい現実があります。

だから、少しでも将来性のある人がいれば、自分のことのように真剣になってスパルタで指導をし、改善策を考えてきました。そのやり方が、勢いがありすぎる時があるらしく、結果として相手を精神的に追い込んでしまったのではないかと、今では反省をしています。

僕は、どうやら仕事をする時は過集中の傾向があるようです。期限までに最高の品質で、最短で納品する、ということをいつも心がけているのですが、それをそのまま相手に期待し過ぎると、やる気をなくしてしまう、ということが理解できるようになりました。

今の僕だったら、あの時、あのような言葉を残して、結果を出せずに退会してしまった人を、上手く導ける自信があります。

この本は、僕が代表を務めている義経ITクラブのシニア会員の、実話をベースに書きました。

今のシニアの方々は、本当に勢いがすごいです。定年後の70代でも、ITコンサルを受けて短期間で自分のやりたいことを実現している人がたくさんいます。だから僕も、やりがいを感じながら日々一緒に仕事をさせていただいています。

今、60代、70代でまだまだ元気で何かビジネスをしてみたい方はもちろん、これから定年を迎える方、それから、若い世代で前へ進めない方へ、本書が激励メッセージとなれば幸いです。